2/6(土)Web同人誌、haiku&me特別企画として、Twitter読書会『新撰21』 第一回 「越智友亮+小野裕三」を実施しました。
多くの方にご参加いただくことができ、感謝しております。
当日の発言記録はこちらをご覧下さい。
さて、読書会では越智友亮の俳句の魅力や特徴について、さまざまな意見を交わすことができ、たとえば、以下のような意見があがりました。
水や地球といった題材を、独自の感性で認識しようとした句が目立つ。
接続詞によって時間の経過を取り入れる独自の文体がある。
身近な人との関わりを淡い色調で描いている。
季語の取り合わせに無理や、カッコつけたようなところがない。
また、小野裕三の小論について、若い世代の俳人たちに向けて「俳句想望俳句」という言葉を使って批評していることに注目が集まりました。
さて、今回、はじめての試みでもあり、次回以降に向けて運営上の課題点もいろいろと浮き彫りになったことも確かでしょう。
もともとこの読書会は「haiku&me」のメンバー三人での座談会をやろうという企画からスタートしています。
最初は実際に集まるか、あるいはチャットで、という話だったのが、いつのまにかTwitterを使っての読書会というかたちに決まったのは、新年会の勢いにまかせてのことだったかもしれません。
あらためて他の方法と比較検討してみると、チャットとの違いは、誰でも参加でき、発言がそのまま公開されてしまうというオープン性にあると思います。
実際に想像していたよりも多くの方のご発言を得ることができましたし、傍聴のみの方も、数を把握することは出来ないが、かなりいらっしゃったようです。
一方で、発言がそのままのかたちで公開されてしまうということについて、敷居を高く感じた方もいらっしゃったでしょう、実際、ご発言いただいた方々は、普段からある程度Twitterでの発言を行なっている方がほとんどでした。
BBSを使った場合でもオープンに参加者をつのり、そのまま発言を公開するということが出来た筈です。これに対してTwitterを差別化することは難しいですが、強いて述べるなら、次のような特徴があげられるのではないでしょうか。
各発言者のフォロワーのTLに、断片的ながら読書会関連の発言が表示されることになります。これが、俳句に関心を持っていない人に対して、意外なつながりを呼び起こす可能性があるのではないかということです。
Twitterそのものの注目度が高いということも、他のシステムと比較した際のアドバンテージとして挙げてよいでしょう。
座談会あるいはチャットでやろうとしたことをTwitterに置き換えるところから出発したせいか、実際にやってみると、やはりチャットに近い雰囲気になってしまった面がありました。
発言者として感じた問題点としては、自分の意見をまとめ、発言することと、他の参加者の発言を読み、返信するということを同時に行う必要があったため、すこし慌ただしく感じたということがあります。
後述するTwitterのシステム上の不具合もあり、思うように発言出来なかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
また、スケジュールの都合上、終盤のみのご参加になってしまった方もいらっしゃっいました。
上記の問題点に対し、私がいま考えている対応策の案を挙げます。
ある程度の密度の評をまとめて発表することと、他者の評を読み、反応するということを同時にこなすということは、かなり難しいので、その二つはできるだけ分けたいと思っています。
参加者は可能な限り事前に評や意見をまとめ、発言しておく。そして、リアルタイム会議の時間帯は、議論を中心に行うというかたちにすれば良いのではないでしょうか。
リアルタイムと非リアルタイムの会議を用意することで、会議中の慌ただしさを緩和し、スケジュールの合わない方にも、意見表明の場を設けるという二つの効果が期待できると思っています。ハッシュタグを分ける必要があるかどうかは、もう少し検討が必要でしょう。
もうひとつはシステム的な問題。
読書会の最中に、一部の方から、ハッシュタグを用いた検索に不具合があるという声が聞かれました。これはTwitter側の一時的な障害であることが判明したのですが、土曜日の夜という混雑時間帯に行うことを考慮すると、次回以降も何かしらの障害が発生しないとも限りません。
今回の障害は、TweetDeckという専用ソフトを使っていた私には影響がなく、Internet Explorerを使用していた方のみの問題であったようです。他のブラウザやTwitter専用ソフトを導入し、Twitterに接続する方法を複数用意しておくことにより、問題回避できる可能性があります。
以上の対策は現時点での私の案であり、ご意見はこの記事へのコメント、あるいはTwitterで #ss21mng タグを付けてご発言いただければ幸いです。
なお、第二回読書会については詳細がかたまり次第ご案内いたします。
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