去年今年ただひろがつてゆく卓布 中村安伸
一月二日、徒歩での暗峠越えを思いつき、大阪側の近鉄枚岡駅を午前11時半頃スタートした。
駅近くの枚岡神社は初詣の客で賑わっていたが、喪中のため参拝はせず。
国道308号というのが暗峠を越す道である。はじめは住宅街の中を急峻な道が続く。
臨終の地となった大阪へ、奈良方面から暗峠を越えてきた芭蕉の逆の道順をたどる。周囲が山道の雰囲気となってきた頃、その芭蕉の句碑があった。
峠に至るまで急坂が続き、ゆっくりと歩いていてもすぐに息があがってしまい、あまり写真を撮る余裕もなかった。
途中やや平坦になったところにあった地蔵堂が印象的だった。
峠が近づくと人家も増えて、棚田がひろがっている。有名な石畳は数百メートルほど。
奈良側から大阪側をのぞむ。
奈良側への道をおりてゆくと、やはり美しい棚田が広がっている。
このまま308号を降りると、近鉄生駒線の南生駒駅に至るのだが、途中で昼食に入った手打ちうどん店の店主から、北の宝山寺方面へ至る道があることを教えてもらい、そちらへ向かうことにした。
生駒山中腹を横断する道より生駒山頂方面をのぞむ。
道沿いに山荘が点在している。ペット焼却場に反対する地元自治会の看板などもある。
やがて宝山寺の参道にぶつかり、まもなく宝山寺駅に到着、日本最古といわれるケーブルカーで生駒駅へ。
0 件のコメント:
コメントを投稿