カーオブザイヤーの表記がいつまでもカーオブジイヤーにならないのは県民感情にそぐわないからではないかというようなことが気にかかる「心に乙女を飼っている俳人」葉月です。皆さん、如何お過ごしでしょうか。今日は別に間違いだらけのクルマ選びの話ではありません。
こんなご時世でも紙媒体でミニコミ誌(死語?しかし一発でIMEでも変換した)を発行している感心な若者たちがいて『界遊』という雑誌を作っています。今回は第4号でなんとなく縁起の良い数字。今ふと思ったけど感心な若者なんて書くと皮肉っぽいだろうか?
本当に感心しているんだけど。私って竹を割ったような性格な割には言動が皮肉に取られてしまうことが多いような気がする。結局文字通り散文的な体質が災いしているのかもしれない。ポエミーが足りないというか。ポエミーの足りない私がハイミーに投稿する(なんて書くとまるで『化物語』副音声みたいだが)。ともあれいつの世にも文学青年が絶滅しないというのは心うれしい限りだ。
3/31(水) ジュンク堂書店新宿店にkai-you vol.2 「自動生成時代の表現!」と銘打ったトークイヴェントを見に行ったのだけど、なんか色々な意味で感心しました。俳句世間でも話題の例の『星野しずる』という短歌自動生成スクリプトをたたき台にしたトークイヴェントだったのに、特に文学めいた話にならず情報工学的な(?)話に終始したのが気持ちよかった。ニコ動のタグ争いについてパネラーがまじめに語るところなんてあんまり生でお目にかかれそうも無い。
紙媒体の『界遊』誌のほうも小説や短詩系ばかりでなくアニメなどにも手を伸ばしていて私の嗜好に合っているように強く感じる。楽しく読ませてもらっています。
今回『界遊004』では古川日出男の新作が読めるのがわたくし的には目玉なのだが、これってけっこうすごいことのようにも思う。うん、豪い。考えてみると現役で活動中の小説家で所謂ラノベ系の数人以外で私が新作を待って読むのは古川日出男と万城目学ぐらいのものだ。
それに付録的(?)企画「界遊句会」では私もちょっと顔を出しています。はい、熱狂的葉月ファンを自任するそこの貴殿! これは買いです! 必ず購入するように。
野口る理vs上野葉月の世代を超えた壮絶なガチバトルも観戦できます(うそです)。仮に貴殿が葉月ファンではなく、る理ファンであったとしても私は全然気にしません。ええ、ちーとも気にしませんとも。
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食卓に辞書置忘れ春の雪 上野葉月
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